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糖尿病とがん
糖尿病とがんは別々の病気で関係がないと思われる方も多いと思います。
しかし、最近の研究では糖尿病の患者さんはがんに罹りやすいことが分かってきました。
肝臓がん、膵臓がんは約2倍、大腸がんは1.4倍も糖尿病ではない方に比べてリスクがあります。
そしてあまり知られていませんが、2型糖尿病患者さんの死因第一位はがんなのです。
がんを発症するメカニズムはまだ解明されていませんが、そのひとつとして
糖尿病になりやすい生活習慣(運動不足、過食)の先にある高インスリン血症が
がんの増殖や転移を促すため、糖尿病だとがんのリスクが高まるとされています。
軽く考えている日常の運動不足や過食がいかに恐ろしいかがお分かりいただけるかと思います。
運動療法や食事療法は糖尿病の治療のためだけでなく、がんの予防にもなるのです。
そしてもう一つ大切なことは、糖尿病患者さんは自治体や企業のがん検診をしっかり受けることです。
早期治療を受けるためには、定期的ながん検診を受けることは非常に重要です。
糖尿病患者さんはがんリスクが高いことを自覚し、良好な血糖コントロールを保つとともに
がん検診を必ず受診しましょう。
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